大好きな君へ





そんな日が幾日か過ぎる…



一向に彼には会えないまま、季節は夏へと移り変わっていた


ここは体育祭が6月に行われる


だからそんなものはもう終えたし、ここにはプールの授業はない


テストも終わり、まあまあな点数だったため


これからは夏まで楽しみな日が続くと思う




そのことに少し嬉しく思いながらも、帰るためにあたしはいつものデパートへと足を動かしていた


こんなに頻繁に来ていたら、飽きてくるが他に楽しそうな場所はないため、ここに来るしかなかった



いつもより暗めで、どんよりとした天気


朝まではキラキラと夏の太陽が照りつけて、太陽の所為で暑かったのに…



今では太陽ではなくて、ジメジメとした暑苦しさを放っていた