大好きな君へ




「バイバーイ」


という声とともに一斉に散らばって行く人たち


あたしは同じ中学だったけど、高校でクラスが離れてしまった友達と一緒に帰る



歩いてバス停まで行くが、いつもバスはなかなか来ない


田舎に住んでいるからバスがとても少ないのだ



だから近くにあったデパートにいつも足を向ける



私立に通っているため、言ってもいいのかよくわからなかったが、最近では毎日来ているから慣れてきていた



それに…




このデパートは彼の行っている高校と近いから…



少しの期待




ドキドキ感を毎回捨てられずに、今日もそこへと向かう…