正也の家はすごくきれい。 ほとんどあたしの家にいるのに、いつ掃除してんだろう。 「着替えてくるから待ってろ」 「うん」 私はその辺に腰を下ろした。 部屋は白や黒の家具でそろっている。 正也っぽい。 こういう部屋で暮らしてみたい。 あたしの部屋はピンクだし、他の部屋も白や黒の部屋はない。 だから正也みたいな部屋はあたしにとって珍しい。