あたしたちって、恋人同士になったの? 恥ずかしくて聞けない…。 でも、これじゃあ微妙な関係…。 「あの、あたしたちって…」 次の言葉がでない。 「あたしって、た、正也の彼女?」 高杉と言いそうになった。 「当たり前だろ」 自然に笑顔になる。 後頭部に正也の手がまわる。 あたしは高杉の顔に引き寄せられた。 そっと唇が重なる。