分量とかは、全部高杉がやってくれていた。 高杉の指示で、ケーキ作りは順調に進んだ。 「どう?」 「もっと」 今、生クリームを作っている。 お金持ちなのに、電動の泡立て器がない。 腕が疲れてきた。 はやく終わらせたくて、思いっきり混ぜた。 「うわっ」 「バカだな」 生クリームが顔にかかってしまった。 でも少しだったからよかった。