正也の、ため? そんなの、わかってるよ。 だけど、あたしは正也がいないと…。 「あたし、正也がアメリカ行くの反対だから!!」 「愛美」 朝食を食べずに、自分の部屋に戻った。 正也がいなくなるなんて、ありえない。 いつもそばにいたのに…。 それなのに…。 いなくなったら、あたし生きていけないよ。 たった数年でも、あたしには正也がいないとだめなの…。