この女は知らない。 はしゃぎ回る心の内で。 冷たく、見下ろす俺の存在を。 笑みは自然と浮かぶ。 だって。 次、飲みに行った時の出来事が伊織を崩壊させるのだから。 それを考えると嬉しくて嬉しくて堪らない。 ねえ、君は。 今一体どこにいるの? 俺が愛して、愛して。 求めて止まない、君は。 今、どこに。