暁は、私の鼻をつまんで「調子乗るな」と言いながらも、どこか嬉しそうだった。



……そのあとも、2人でベッドで横に並んで他愛もない話をたくさんした。



イルミネーションの中をひたすら歩いたり、雪の中を歩いたりとなんだかんだで体力を使ったからか、私は21時ごろ寝てしまった。



夜中の12時すぎに一度目覚め、横を見てみると……隣で暁が私の方を向いて寝ていた。



……二度目の寝顔。

相変わらず、ムカつくほどかっこいい。



片腕がこっちに伸びてきていたので、私はそっとその腕に頭を乗せてみた。



これがよく言う腕枕というやつ……。



すごく落ち着くなぁ……と思い、うとうとしていたら、私は暁に腕枕してもらった状態で寝てしまってた。