……翌日になり、文化祭2日目を迎えた。



前日と同様、午前中にお店を担当した。



もちろん、暁と沙良ちゃんも一緒。



一般のお客さんが増えたため、前日より忙しく時間が早くすぎた気がした。



忙しいからこそ、やりがいを感じて楽しかった。



「じゃ、私たち先に回ってるねー!」



光聖くんが教室まで迎えに来てくれ、担当がちょうど終わった沙良ちゃんは光聖くんと2人でどこかへと消えた。



すっかりラブラブな2人を見て、こっちまで幸せな気持ちになる。



「行かねぇの」



後ろから声が聞こえ、上を見ると……頭上には暁が。



「回ってくれるの……?」

「楽しみにしてたんだろ」

「うんっ!じゃあ、行こうっ!」



文化祭を回ろうってちゃんと言ってないから、正直どうなるか不安だった。