LOVE★ロック


「桜〜(泣)」

私はみんなには聞こえないよう助けを求めた

「どうしたの?」

桜も小声で返してくれた

「恥ずかしい…恥ずかしい…」

顔を赤くする私を見て何か悟ったのか

「あーはいはい。よかったじゃないですか」

苦笑いしながら手を肩ぐらいまであげ「わからない」のポーズをした

なぜ、そのポーズなのか不思議だったが、特に意味はないだろう


「よかったんじゃないのですか?」

くいっと意地悪な笑顔を浮かべ聞いてきた

「…よかった…ですよ。」


「嬉しかった?」


そう聞かれたが
頭を縦に、頷くことしか出来なかった…