あたしの疲れた体を癒してくれる水を手ですくい上げ、落とす。ということを繰り返しやっていると何故かさっきの葵君とお姉ちゃんの光景が脳に映る。 とても印象的で衝撃を受けた。 だって、お姉ちゃんは大学生だもん。 あたしたち、高校生。 まあ、会おうと思えば会えるけど、まさか……。 どうしてなんだろう…。 お姉ちゃんに、恋愛話はするけど、葵君の話題もした覚えがある。 そう考えている内に胸がキリキリしてきた。 「……とりあえず出よう」