眩しさのあまり目を伏せて下を見ていると、女性らしき人間の足元が視界に映った。
「驚かせてしまってごめんなさいね…、鈴羽さん…」
優しい声色に惹かれ顔を上げると美しい女性が立っていた。
「貴女は…?」
今、自分の目に映っている光景に驚き、あまり言葉が出てこない。
「私は時空の神、“時神”と申します。」
(時空の…神?夢…?でも、それなら少しリアル過ぎるし…なんなの…?)