腹黒剣士に惚れました。

「そうなんですよ、この子長州の者と言うより…人間じゃないかもですよ。」
そんなことをさらっと言う者だから周りにいる全員が首を傾げた。
「まぁ、まずは名前を教えてくれるかい?」
今までずっと下を向いていた鈴羽は優しく問われてやっと上を向いて答えた。
「…桜鈴羽(サクラスズハ)です。」