腹黒剣士に惚れました。


ふわりと頬を掠めた風と共に、視界に殺風景な和室が広がる。

「…鈴羽⁉︎大丈夫⁉︎どこも痛くない⁉︎」

あたふたと可笑しな動きをしながら必死に訴える彼。