そう言ったあと沖田さんは、どこか遠くを見るようにぽつりと呟いた。

「悪いのは運命だ…。」

それは何処と無く、沖田さん自身に向けられた言葉のように感じた。

夕暮れに染まる中鈴羽は一人、感じた鼓動に飲み込まれていった…_