「あのっ!!とりあえずその材料を見せてもらえますか?」 私の言葉を聞いた後に、台所の隅にある戸棚を指指した。 妙に怪しげな笑みを浮かべて。 「あそこにあるよ?」 どこからどう見ても鈴羽の身長では届きそうにない戸棚。