転校生チテキ君





「あ。

 最近 近くにかわいぃカフェ

 できたでしょ?」



「そぉなの!?」



「近くって言っても

 隣町の境目だけどね。

 行ってみない??」



「行こうよ。」



わたしたちは

まぶしい太陽の光と

夏を吹き抜ける風とを

身にまとったように

自転車を走らせた。