「…高尾せんせ…?」 私はいつの間にか その人の腕をつかんでいた。 その人はイヤホンを外して こちらを見た。 「あのーなんでしょうか?」 黒ぶちのメガネをかけた 全くの別人! 「あわわわ…ごめんなさいっ!」 間違えちゃった! 恥ずかしい! 「か…わすみ…?」 突然名前を呼ばれた。