あたしと王子とバカ

お風呂上がりの私の目の前には月子と



「いきなりすいません...」



困ったように俯いている庄司君。



「メールしたけど、返事がなかったんで...」



聞いたわけではなかったが、庄司君はここに至った経緯をボソボソと話し出した。



聞くとメールの返信がなかったから心配になってあたしの職場の最寄り駅をウロウロしていたらバッタリ月子に会って連れて来られたらしい。



「スッ、ストーカーみたいなことしてすいません...!」



確かにと思いながら、最後に会ったのがあんな状況だったから心配してしまうのも無理ないかもとも思ってしまう。



寝ていたからチェックしていなかった携帯を見ると朝早くに庄司君からのメールが入っていた。



何だかんだであたしはいつもすぐメールを返していたからそれだけ返事が来なかったら何かあったと思ってしまうのがわかった。



「体調崩して全然携帯見てなくて...ごめんね。」



心配かけてしまったことを詫びる。



「いえ!体調崩してたなら仕方ないですよ!それなのに僕は...本当にすいません!」



何度も謝る庄司君を見ていたらあたしが悪いことをした気持ちになってくる。