あたしと王子とバカ

『風邪大丈夫?無理しないでゆっくり休みなよ~。帰りに食べ物持っていくね。』



返事はいらないとのことだったので、ありがとうと心の中で呟いて携帯を閉じた。



やっぱり持つべきものは月子だわ。



その後薬が効いたようで眠ることが出来た。












ピンポーン。



インターフォンの音で目が覚める。



ふと時計に目をやると時刻は18時と過ぎた所だったようだ。



どうやらずっと眠っていたようだ。



そのお陰が身体はだいぶスッキリしていたが、寝汗で気持ち悪い。



月子を招き入れたら、お風呂に入ろう。



ガチャ。



「来てくれて...」




バタンッ!!



驚いて開けたばかりのドアを閉めてしまう。



そこにいたのは、



「ちょっと夏奈美何で閉めるの!?」



ドアの向こうでそう言う月子だけではなかった。