あたしと王子とバカ

「おはようございます...」



何だかんだ言ってベッドに入ったのが遅かったためか意外にもぐっすり眠ることができた。



「おはよ!よく眠れた?ご飯どうぞ。」


適当でごめんねとさくらさんは言ったけれど、とても豪華な朝ご飯だった。



やっぱりアスリートの奥様だから栄養面を考えての食事だろう。



「あの、桃山さんは?」



家の主よりも先にいただくのは、と思い、さくらさんに尋ねる。



「あぁ、今日悠太君デイゲームだからもう球場へ行ったの。」



「そうなんですか。」



デイゲームの意味はわからないけれど、今日はきっと早く行かなきゃいけない日だったのだろう。



そんな時に訪ねてしまって申し訳なかったと思う。



庄司君も...



「今日はどこ行く?」



さくらさんはあまりこっちに知り合いがいないようで同性と遊ぶのは久しぶりらしく、楽しみにしているのが伝わってきた。