―文化祭当日。


K大学にはたくさんの人がやって来た。

K大学の文化祭にやってきた人達はもちろん、正門に立ち出店を宣伝する者、店で売り物の準備をする者、ライブをする者…。

大学内は人で溢れかえっていた。

ハルたちが所属するリーニエントテニスサークルのたこ焼屋は正門から30メートル程離れた所で店を出していた。

「…ユイ…。すごい人やなぁ…。」
ハルは店の準備をしながら正門を見て驚いていた。

「うん。予想外やな。」
ユイも同じく驚いていた。


K大学は関西では有名な私立大学であり、かつ、大学の規模が大きい方なので、K大学の文化祭に来る人はとても多い。
文化祭の期間は4日間あり、毎年総勢5万人は来るそうだ。

ハルたちが開店準備を終えかけたとき

「「キャー」」

…という奇声が正門から聞こえた。

正門の方を見てみると、ヒカルがたくさんの女子高生を引き連れて、こっちへ歩いて来るのが見えた。


「この子たちにたこ焼作ってあげて♪何個食べたい?」

「6個…いや8個!!!」
「私は10個!!!!」
「私も!!!」
「うちも~!!!」
「じゃあ私も10個!!!」
「「うちらも~!!!」」

「そんなに買ってくれるんや?!ありがとう♪」
ヒカルはニコッと微笑んだ。