「ハル!!食べまくるで!!!」
「おーっ!!!」
ユイとハルは盛り上がっていた。

取ってきた蟹をヒカルが食べやすいように細かく分けていた。
しかし、ハルはそれさえも上手く剥けないようだった。

「貸してみっ。」
アキトがハルの手から蟹を取った。

アキトは器用なので、ハルの皿にある全ての蟹を素早く剥いてあげた。

「どうぞ、お嬢さん♪」

「ありがとー母さん♪」

「どっちかと言うと俺は男やから父さんやぞ。」

「父さんありがとよ♪」

「いーえ♪」

ハルとアキトの会話でテーブルは盛り上がった。


そして演目。

男女一組になって、ゲームをすることになっていた。
ペアはヒカルとユイ、アキトとハルになっている。

ゲームの内容は、男女一組になり、順番に早押しクイズに答えていくというものだった。
優勝賞品は1万円分の食堂のタダ券だった。

「ハル!絶対優勝するで!!」
「おぅっ!!」
2人は燃えていた。

様々なクイズがあり、ハルが足を引っ張ったものの、アキトの知識力でカバーし、見事優勝した。

「「やったあぁぁぁ!!!!」」
2人は抱き合った。

が、ふと我に返ってすぐに離れた。

2人の顔はほんのり赤かった。