「優愛どこ?」

『事故現場よ。大輔と。』

「どこ?」

『〇△町の踏切。』

「わかった。今すぐ瑞希つれてそこにいくから」

『うん。待ってる。瑞希といてくれてありがとうね』

「ああ。」

ぶちッ

「瑞希!いくぞ!」

亮が私をおんぶして、家を出る。

亮はすごいスピ―ドで走る。

なにが起きたの?

ぜんぜんわかんないよ。


【私が松本くんのことをスキっていっても?】

【大丈夫。もうおれがいるから】

【ありがとうございました!】

【瑞希!】

【中村さんと松本くんが事故にあって…亡くなった。】

「亮!亮!亮!」

「おれはここにいるよ。安心してどこへもいかないから。」

亮の言葉のおかげで少しだけ落ち着けた。