最初は｢騙されているのかも｣と半信半疑で。


とりあえず｢友達から｣という返答をした。


その翌日から毎日毎日､向こうも気遣ってだと思う。


私がうざく感じたり不愉快にならない程度に接してくれた。


そんな彼にどんどん惹かれていって…


次は自分から告白した。


自分的には相当な勇気がいるもので､言うと覚悟を決めてから少し時間がかかったけど。



｢私､麻倉くんが好き。だから付き合ってくださいっ…!!｣

｢え…マジで本当?……すっげぇ嬉しい｣

｢わっ…!!｣



ぎゅっと抱き締められた。