浮気男はあたしの彼氏(仮)




プルルル──プルルル────



鳴り続ける呼び出し音


プツ

『もしもし?』

呼び出し音が途切れて
透き通るようなかわいい声が聞こえた。

こいつ…学校じゃあこんな声してやがんのか…

「なーおー!」




『…るっさいわね…なによ?』



いきなり声変わりやがったし、
うるさいって言われたし、
なんだか突っ込みどこがたくさんだけど!!


うん、あえて触れないでおこう。

「…奈央ん家行くから。」




『はぁ?』


「今から!行くから…」



あぁ、泣きそう。


あたしの震える声で
何か感じとったのか、

『…学校抜け出すから…家の前でまってて。』