無駄な殺生は好きじゃない。


『ほぉ、随分と強気だか本当に強いのか見物だな。』


品定めをするかのように、上から下まで観察された。


『だか、貴様程度の奴ならばコレも勝てるだろう。』


妙に納得したような仕草をして、ニタリと笑った。


『いいだろう。だが、コレに傷一つでも付けてみろ、貴様ら皆殺しだ。』


こう言い残し、カクンと気を失った。


沖「とりあえず、屯所に帰るのが先だよね。」


この“少女”を抱き上げでその場を後にした。