憐《分かったよ。じゃあ、私が出る。》
おぅ。
憐と焔が入れ代わって、瞳の色も黒に戻った。
*憐side*
近「おや!?その色は憐くんだね?
焔くんはどうしたんだい?」
憐「焔は私の中に戻りました。
失礼だが、貴方が本当に父の知り合いなのか試させていただく。」
床に置かれた竹刀を拾って構えた。
憐「構えてください。
私は砕破しかしませんので、一本とっていただきます。
本当に、この技を知っているのであれば簡単で御座いましょう?」
薄く微笑みを浮かべて笑えば、ニッコリと笑い返す近藤さん。
近「分かった。じゃあ、始めようか。」
ゆっくりと幼子に言うように、優しく笑って言った。

