だけど、油断は出来ない。
この男は“立花”について知ってる。
焔「何が目的だ。」
“立花”の人間と知っている人間は、“立花”の力が必要で、手元に置いておきたいから声をかけるんだ…。
近「目的…?
いや、別にないんだか
“仟(セン)”は元気にしてるか?」
え……?
憐《仟ってお父さんの名前…。》
焔「師匠を知っているのか?」
ズイッと前に出ると、近藤勇は驚いたような顔をして言った。
近「知っているというか、友人なんだよ、仟とは。
と言っても、昔道場破りをしていた時に出会ったんだがな。」
師匠が道場破り…?
憐、知ってたか?
憐《ううん、知らない。》

