*焔side*



焔「ご指名どうも。」


ゆっくりと開けた左目は血のような赤だった。
異色の赤い瞳。


近「君が“アレ”さんかな?」


焔「そうだ。
俺が憐の中のもう一人の人格。
話しとはなんだ?」


この姿では正体がバレる可能性がある…。
この赤い瞳で。


近「ん?あぁ、話っていうのはな、」


ニッコリと笑って言葉を続けた。