美しく弧を描くその口が紡ぐ言葉が、必ずしも美しいとはかぎらなかった。 美しく笑うその口から紡ぎ出された言葉は、残酷な響き。 憐「まぁ、そこにいらっしゃる、恐ろしい鬼さんが貴方を許せばの話ですけどね。」 先程から殺気を含んだ目で、この隊士を睨み付けている“鬼の土方”が許すかどうか…。 十中八九、無理、だろうけど。