大丈夫。この男は弱そう。 焔(エン)は寝てて良いよ。 焔《まぁ、いいけど…。何かあったら起こせよ?》 おやすみ。 焔《おやすみ。》 ふぅ…。 憐「それでは、竹刀いりませんので、もう一度試合しましょうか?」 竹刀を床に置いて、さっきの隊士の方を向いて言った。 憐「竹刀すら持たない、ただの女に負けるなんてないですよね?」 にっこりと氷の笑みを浮かべた。