桜星サンセット

見られるのは慣れたいたけど、付いて来られるのはちょっと気持ち悪い。

「ねぇねぇ、一緒に回らない?」

ちょっとガラの悪そうな3人の男の子達。

こんな時はいつもアンがきっぱりと断ってくれるが、今はそんな状態ではない。

「ねー、いいじゃん」

私がしっかりしなきゃ。

「いいです」

首を横に降った。

「いいってーー。やったー」

は?違うよ!

「じゃあ、行こっかー」

金髪の男が腕を引っ張った。

「止めて下さい」

「今、いいって言ったじゃん」

さっきまでの軽い声は、低くて脅すような声に変わった。

怖い。

「逃げよっ」

男の腕を振り払い、アンの手を掴んで走り出した。