桜星サンセット

「このグループも上手くいってるみたいだね」

「うん。みんなすっごく優しいし、楽しいよ。アンはどう?忙しい?大変?」

「ううん、なんかヒマ?こんな事ならどっかのグループ入っとけばよかった。いいなーみんな楽しそうで」

「白井さーん」

遠くから実行委員が呼んでいる。

「今日は一緒に帰ろうね」

そう言い残して走って行った。

ヒマとか言ってアンらしい。

本当はそうではない事をみんなが知っている。

毎日一番最後まで残っていて、掃除したり、備品の補充したり、みんながスムーズに作業出来るように細かい気配りをしている。