乾いた笑い声がリビングに響く そうだった__ それはその花火大会のとき 『初めてー!花火おっきい!幸せー』 『ほら、百嘉!!でっかいぞー!!』 その時アタシ超子供っぽくていつも迷惑掛けてたよね? 『幸せだなぁー充君と花火見れて』 ポツッて独り言のように呟いた言葉__ なのに横で充君は鼻水を啜るような音をたててた 『ぇ?なっ泣いてるの!?どーしたの』 『ごっごめん。俺も...幸せ』 アタシのお兄ちゃんのような存在だった充君が泣きながら...私を優しく抱きしめながら泣いてた