「何だよ、百嘉デレ期?」

「別にー」


君を女の子から守るためだよ、何て言えないし

「後5分ぐらいで始まる」

「楽しみ」

パクッとぶどうあめを口に入れてくれた悠都君

「おいひぃ」

口の中に広がる美味しさ

「俺ぶどうあめよりいちごあめ派だわー」

「何ソレ。いちごあめって。初めて聞いたんですけど」

「ぇー。マジか。お前女子高生かよ、それでも」

コツンと頭を殴られた
いちごあめ。この日新しく覚えた言葉です。