LOVE OF DISTINY〜最低で構わないから〜【完】

「いや…これは400万はするタイプだよ…」



「え?;;」



「何で知ってんだよ?」



「私の兄嫁、ディーラーなんです。まぁ、オデッセイの会社とは、ライバル関係ですけど」



…あーそ;;

タイプとか値段とか、何で彼女まで覚えてるのか。

成美は「400…400…」と、ぶつぶつ言ってる。



「あ!下川暢が居たよ!」



「店長、項垂れてるよ?;;」



芽ちゃんは停車した直後に車から飛び出し、店長に駆け寄って行く。



「何でフルネーム?」



「聞いても忘れちゃうんだって」



…へぇ;;

てか、今ならキス出来るよな?