LOVE OF DISTINY〜最低で構わないから〜【完】

「いつからそこに?」



「んー、“あのコンビニの美人な子”からですね」



「…ほとんど聞いてたな?」



「まぁ;;」



離れて立ってた成美に気付いて手招き。

盗み聞きしてたのは、彼女だけらしく、成美はあまり良い表情をしてない。

勘違いしてなきゃ良いけど。



「成美!あんたは幸せよ!」



「何が?;;」



いきなり“あんたは幸せよ!”って、理解は出来ないだろう。

しかし、俺が止める間もなく、会話を話されてしまう。



「な――…ッ;;」



成美は顔を真っ赤にしながら、俺たちから目を逸らす。

だが、口元が緩んでる。