LOVE OF DISTINY〜最低で構わないから〜【完】

当たり前なのに、口に出したくて。

伝えたくて。

哺乳瓶を軽く振って冷ます海斗は、感謝を口にした私を何度も小突く。



「もっ、いい加減、良いよ!」



「可愛いから良いんだ」



子供たちには、子供に。

私には私だけの愛をくれる海斗は、誰にも負けない位、もう世界一の旦那。

褒めたり、自慢ばかりの人。



「これから更に、モテそうだね」



「意外にモテてなかったし、大丈夫だろ」



無自覚なところも、良いよ。

全てを愛せる人が居るって、嬉しい。

私、何でこんなに幸せなんだろう。