LOVE OF DISTINY〜最低で構わないから〜【完】

接客してた女の子が戻って来ると、成美が追いやられた。

ちょっとだけ拗ねた成美を可愛く見え、背中を追う。

ーーバシ…ッ



「――ッた!;;」



「聞いてましたか?」



背中を思いっきし叩かれた。

…どんだけ怪力だよ;;

背を擦りながら、俺は彼女へと視線を戻した。



「わかってないようだから、お教えします。条件付きで」



「“条件”?」



「はい。私と店長。成美と海斗さんの4人で、Wデートです」



「……意味がわからない」



「そうですか。では、ご自分で考えて下さい!私は貴方が嫌いになりましたっ!!」



…益々、意味不明なんですけど;;