18時過ぎ、誠之介君と下川さんが来た。
成美が作って行ってくれた料理を温めながら、ヤカンでお湯を沸かす。
「下川さんて、意外と鬼畜ですよね。妊婦2人を働かせるとは!」
「その代わり、他の日が厳しくされてますよ。休暇届を却下された子も居て」
「成美ちゃんが!?」
誠之介君が驚くのも無理はない。
俺も、成美からその話を聞かされた時は、目が点になったもんだ。
沸騰したヤカンと鍋敷きを持ち、リビングのテーブルへと運ぶ。
部屋にはレンジで温めてる酢豚の酸味と甘味の匂いが充満し始めた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…