LOVE OF DISTINY〜最低で構わないから〜【完】

「下川さんを止めるしかないでしょ?あの人にお金を払う義理はない。縁をキッパリ切っておいで!」



「…成美ぃ゛…」



「早く。電話、切れちゃうよ」



芽ちゃんの背中を押した成美が、ギロリと目を動かし、俺を睨んで来た。

…ヤキモチか。(笑)




「何、笑ってるの?」



「成美が可愛いから」



「……っ;;」



照れてる姿は、一段と可愛く見える。

荷物を取りに行く成美を待ちながら、和菓子のコーナーを見る。

たまたま目に入ったみたらし団子が無性に食べたくなった。

でも、成美が三色団子派だ。