LOVE OF DISTINY〜最低で構わないから〜【完】




休日が疎らな海斗。

今週は平日休みの為、私は出勤を遅らせて、海斗の行きたいらしい場所へと向かった。

ハンドルを握る海斗は、いつになく楽しそうに車を走らせる。

しかし、5分もしないうちに停まった。



「え?何、ここ;;」



路駐された車から降り、歩道より一段高い砂が固まった場所へと足を着ける。



「前に海花から薦められて、買ってた土地」



「…“土地”!?」



「家、建てようと思う。家賃を払って行くより、将来的にも経済的に良いんだ」



「ここに…」



見慣れた空き地が、まさか海斗の土地だとは思わなかった。

けど、ここで住んで行ける嬉しさが大きい。