LOVE OF DISTINY〜最低で構わないから〜【完】

「……なッ;;」



私に気付いた斎藤さんは、隣に立つ海斗を見て、絶句。

知り合いではなさそうだけど、何だろう…。



「はじめまして。嫁がいつもお世話になってます」



「いやー…アハハ;;
イケメンだ…本当に……何でここに;;」



…何て言った?

“ここに”って、どういう事?

海斗と顔を見合せ、首を傾げる。



「旭!勝手に行かないでよ!」



「…え;;」



奥さんであろう声に反応する海斗。

頭を抱える斎藤さんと海斗を交互に見る。



「な…!か、海斗が何で!?」



そこへ、海斗の元カノさん。

優里さんが現れた。