LOVE OF DISTINY〜最低で構わないから〜【完】




―――月曜日。

体に無理のないように、ワンピースを着た。

パーティーへの参加を許可してくれた海斗は、スーツを着てる。

スーツじゃなくても大丈夫と言ったけど、サラリーマンのプライドでもあるらしい。



「大丈夫か?わざわざ成美が運転しなくても」



「大丈夫!私がしたいだけだよ」



“誘ったのは私だから”と、どうでも良い理由を言って、運転席へと乗り込む。

だいぶこの車に慣れて、運転が楽しいんだ。

車校に通ってた時も、早く卒業したかったし。

カーナビもセットして、私はアクセルを踏み込んだ。