バイト終わり、誠之介君のマンションへ海斗を迎えに来た。 「お疲れ様。体、大丈夫?」 「…あ、うん」 スリッパを出してくれた誠之介君は、私の鞄を持ち、リビングへと通してくれた。 海斗が話してくれたんだろうけど、ここまで心配されると逆に怖い…。 優しさは、嬉しいんだけどね。 「ご飯、食べるでしょ?食いさしもなんだし、何か作るよ」 料理を作ろうとする誠之介君を見て、私は溜め息を吐きながら、海斗の肩を叩く。 「心配させてるじゃん…」 「喜んでたけど;;」 罪悪感が出る。