LOVE OF DISTINY〜最低で構わないから〜【完】

「香椎さんは、その…まだゴムを?」



「いや、ない時もありますよ。
避妊する理由もなくなったし…」



今、成美の中に赤ちゃんが居るのなら、元気に育って欲しい。

もし居ないのなら、出来て欲しい…。



「……(義)妹が絡むセックスの話は、いつまでも慣れないですね;;」



耳を塞ぎたそうな誠之介君は、お手製のペペロンチーノを皿に取り分けた。

…想像してねぇよな…?;;

成美の体を知るのは俺だけ。

想像でも許せない俺は、自分でも小さな人間だっはわかってる。



「睨まなくても;;」



「――あ、つい…」



睨まないわけがない。