3時間後、腹に違和感を覚えて起きた。 海花の目覚まし時計が7時丁度を示してるのを確認してると、5足の靴下を履いた大きな足が、腹に当たって居た。 「意味がわかんねぇよ…」 …何で、下川さんがここで寝てるんだ。 リビングに行くと、キッチンでは弁当を三つを作り、味噌汁をかき混ぜながら欠伸をする成美が居た。 「何でこんなに弁当が…」 「あ、海斗おはよう。その赤と水色のハンカチで包んだのは、あの2人のご飯だからね」 黒いハンカチで包まれた弁当は、成美の手で俺の鞄へとしまわれた。