LOVE OF DISTINY〜最低で構わないから〜【完】

…それはつまり…?



「副店長が辞めたら、副店長か店長にして下さいよ?――うん。みんなに言われたら、やるしかないですよね」



会話からわかる。

成美は、リーダーとして、働くつもりになったんだ。



「成美、お借りします」



「芽ちゃんより、使えるだろうしな(笑)」



芽ちゃんと握手を交わし、これからも2人で店を盛り上げて欲しいと願った。

出会った場所に、成美が居る。

いつだって、初心に帰れる。



「成美。私、嬉しい!これからも、よろしく!」



「言っとくけど、厳しいから。
面接に立ち会って、口出しもするよ?」



…怖くて若い、上司の誕生か。