LOVE OF DISTINY〜最低で構わないから〜【完】

「今日、変わった事あった?」



「何で?てか、初めての質問だよな」



ここで目が合うなんて。

怒りかショックなのか、わからなくなってしまった。



「そうなんだけど、たまにはこんな話も良いかな?って…」



「まぁな。けど、残念ながら、俺は会社に引きこもり。暑いの嫌いだから」



「へぇ……」



…何で、言えないの?

私が嫉妬深いだけ?

それとも…他に理由でもあるの?

私は怒り任せに、「嘘吐き」と言ってしまった。



「は?何が嘘なんだよ」



確かに、海斗は寒がりではなく、暑がりだよ。


会った事を素直に言ってくれてたら、嘘吐きなんて、言わなかったよ…。